パール・インダストリーズ株は火曜日に5%上昇し5.25ルピーを付けた。一方、ローマではモディ印首相がイタリアの首相に「メロディ」キャンディの詰め合わせを贈った。
しかし投資家らが殺到したのは別のパールだった。ムンバイ上場の同社は不動産事業を手がけるが、本来のメロディ製造元は未上場で市場に出ていない。
「メロディ」という略称は、メローニ伊首相が2023年12月にドバイCOP28でモディ印首相と自撮り写真を投稿したことで拡散した。#Melodiのハッシュタグは2人の名前の発音が重なることに由来する。
インドのSNSユーザーはこのジョークに乗じ、両首脳が面会するたび、パールのクラシックなメロディCMソングを織り交ぜて盛り上がった。その後、メローニ氏がXに動画を投稿したことで再び盛り上がりを見せた。
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しかし上昇した株式は、メロディ製菓ブランドとはほとんど関係がない。BSE上場のパール・インダストリーズは、インフラと不動産事業を展開している。
同社は2019年9月にパールソフトウェアから社名変更した。一方、実際にメロディキャンディを製造するのは、未上場の民間製菓メーカーであるパールプロダクツPvt。 いかなる取引所にも上場していない。
両社のルーツはいずれも1929年創業のチョーハン家のビジネスにさかのぼり、事業分割でパールプロダクツ、パールアグロ、パールビスレリの3社に分かれた。パール・インダストリーズは1983年に設立され、1999-2000年度までパールビスレリ完全子会社であった 経緯がある。
この一件は、名前の混同やブランド認知の影響で、関連性のない上場企業への思惑買いが小口株式市場で発生しやすい実態を改めて浮き彫りにした。
