暗号資産(仮想通貨)オプション取引プラットフォームGreeks.liveのリサーチャーであるAdam氏は12日、ビットコイン
BTCオプション市場の動向について言及し、依然としてプットオプションが市場を主導しているとの見解を示した。
同氏によると、この日成立したビットコインの大口オプション取引のうち、プットオプションは10億ドル(約1,530億円)超に達し、全体の約37%を占めたという。特に60,000〜65,000ドルのアウト・オブ・ザ・マネーが中心となっており、市場参加者が下落シナリオを意識していることを示唆した。
また、満期別では次月および3月の中期オプションが取引の中心となっているという。Adam氏はこの構造について、「機関投資家が中長期の相場見通しに対して慎重姿勢を強めていることを意味する」と分析。今後1〜2カ月においては、弱気相場が意識される環境にあるとの見方を示した。
Adam氏が示した見解は、6日にGreeks.liveが示した市場分析とも方向性が一致している。同社の投稿では、ビットコインが一時60,000ドルを下回った局面において、オプション市場でプット需要が高まっている状況が示されていた。
具体的には、市場全体におけるプットオプションの取引比重や需要の強さが強調されており、市場参加者によるポジション調整やリスク管理の動きがデータに反映されている可能性が示された。
また、市場の予測変動率を示す「インプライド・ボラティリティ(IV)」も急上昇した点を指摘。特に短期間のIVは110%を超え、過去1年で最高水準に達するなど、パニック的な値動きが示唆される状況だとしている。
今回のAdam氏の投稿は、依然として下方向リスクを意識したポジショニングが市場で継続している状況を示したものといえる。ビットコイン市場では価格変動が続く中、今後のオプション市場動向は投資家心理を読み解く上で重要な材料となりそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.8円)
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