この記事の要点
米大手仮想通貨ヘッジファンドPantera Capital(パンテラ・キャピタル)のCEOであるダン・モアヘッド氏は2026年2月4日、パネル討論で「今後2〜3年でビットコイン軍拡競争が起きる可能性がある」との見解を示しました。
同氏によると、各国は準備資産としてビットコイン(BTC)の確保に動き始める局面にあり、米国も戦略的ビットコイン準備を進めていると述べています。
さらに、米国と対立関係にある国・地域については、外貨準備の偏りによるリスクを意識し、ビットコイン購入に傾く可能性があると指摘しました。
同氏は、3〜4の地域・グループがそれぞれ100万BTCの確保を目標に動くシナリオを提示し、「前例のない規模の国際的資産争奪戦が始まる可能性がある」と説明しています。
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モアヘッド氏は、米国が戦略的ビットコイン準備を構築する動きに言及し、国家が準備資産としてビットコインを選択する可能性があるとの認識を示しました。
同氏は、この動きが米国にとどまらず、同盟国にも広がる可能性があると述べています。
米国と対立関係にある国・地域にとっては、外貨準備を特定国が管理可能な資産に偏らせることが、将来的な制裁リスクにつながると同氏は説明しています。
その理由として、特定の国家によって凍結や無効化が可能な資産とは異なり、ビットコインは一国の判断で管理や利用を制限できない点を挙げています。
こうした前提を踏まえ、モアヘッド氏は「米国およびその同盟国に加え、米国と利害が対立する地域もビットコイン取得を検討する可能性がある」と述べています。
同氏は、結果として3〜4の地域・グループが、それぞれ100万BTC規模の確保を目標に動く状況が生じ得るとして、「ビットコイン軍拡競争」という表現でその構図を説明しました。
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モアヘッド氏は、ビットコインを巡る国家の動きについて、準備資産としての位置付けが政策レベルで議論され始めている点に言及しました。
同氏は、こうした取得競争がすでに政策判断の文脈で語られている点に触れ、今後は各国が実際に取得や保有に踏み込むかどうかが次の段階になるとの認識を示しています。
特に、米国および主要国がビットコインを準備資産として正式に位置付けるかどうかが、今後の動向を左右する要素になると述べています。
国家による取得の動きが具体化した場合、モアヘッド氏が指摘する「ビットコイン軍拡競争」が現実の局面に入る可能性があるとしています。
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Source:パネル討論
サムネイル:AIによる生成画像


