ARKインベストメント・マネジメント(ARK Investment Management)は、仮想通貨市場の広がりに合わせるように、CoinDesk20指数に連動する2つの新ETFをSECへ申請した。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethereum/ETH)、XRPといった主要資産を中心に構成され、先物市場を通じてエクスポージャーを確保する設計となる。ETF(上場投資信託)はNYSE Arcaでの上場を想定しており、機関投資家が規制下でより多様な仮想通貨にアクセスできる環境が整いつつある。
今回の届出書には「ARK CoinDesk 20 Crypto ETF」と、ビットコインを除外した「ARK CoinDesk 20 ex-Bitcoin Crypto ETF」が示されている。
どちらも先物を用いた指数連動型の商品で、現物資産を直接保有せず、ICE Futures USに上場する先物契約を基盤として運用される。これにより資産は先物ポジションと現金、短期米国債で構成され、証拠金を確保しながら流動性を維持する仕組みが取られている。
CoinDesk 20指数は市場の中心を捉える20銘柄で構成され、ビットコイン、イーサリアム、XRPが大きな割合を占める。ソラナ(Solana/SOL)やカルダノ(Cardano/ADA)などの資産も含まれるが、上位銘柄が指数全体の方向性を決める構造は明確で、四半期ごとに見直されるウエイト調整がその特徴を支えている。
一方、ex-Bitcoin版はビットコインの価格変動を意図的に取り除き、アルトコインの動きをより純粋に反映する設計だ。CoinDesk 20指数先物のロングに加えてCMEビットコイン先物のショートを組み合わせることで、BTCとビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)の影響を引いたパフォーマンスを実現する。ビットコイン主導ではない市場環境を把握したい投資家にとっては、これまでにない選択肢となる。
ETFに採用される資産はBTC、ETH、XRP、SOL、ADAのほか、多様な大型アルトコインへ広がる。
なかでもXRPは約19.9%の構成比となり、BTC、ETHに次ぐ存在感を示している。複数の米国上場ファンドでも採用が進み、ポートフォリオの中核として扱われる場面が増えてきた。
ETFは名目シードバリュー100ドルからスタートし、当初資本は約43万7,000ドル(約6,670万円)が見込まれる。受託者はCSC Delaware Trustが務め、同時期に進む他社のETF申請と並ぶ形で、市場の選択肢が着実に広がりつつある状況が表れている。
ARK自身はビットコインの長期見通しに変化はなく、2030年に30万~150万ドル(4,580万円~2.3億円)というシナリオを維持している。ETFや企業保有などの構造がすでにビットコイン供給の約12%を吸収していると分析しており、こうした市場構造の変化が今後の価格形成にも影響を与えるとの見方が示されている。また米国の金融引き締めが終わりつつある現状は、市場の流動性を押し上げ、仮想通貨を含むリスク資産に追い風をもたらす可能性も指摘されている。
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