本日、クアラルンプールで開催された「2026年ASEAN港湾・物流展示会・会議」にて、展示物を視察する陸兆福運輸相(右)。(Facebook写真)
クアラルンプール:陸兆福運輸相は、能力増強と新インフラ整備に失敗した場合、マレーシアは今後20〜30年で港湾部門における競争優位性を失うリスクがあると述べた。
陸氏は、政府が地域における主要な海事ハブとしてのマレーシアの地位を強化するため、ポートクランおよびタンジュンペレパス港(PTP)の拡張、さらにキャリー島港湾の開発を含む複数の戦略的プロジェクトに注力していると語った。
「将来を見据えた計画を立てなければ、マレーシアは今後20〜30年で容量とインフラの面で遅れをとることになる。
「これは今すぐ着手すべき非常に重要な長期計画だ。そうでなければ、2050年までに近隣諸国から大きく取り残されることになる」と、ここで開催された「2026年ASEAN港湾・物流展示会・会議」の開会式を終えた後、彼は語った。
陸氏によると、キャリー島港湾の開発は約20年かけて段階的に進められ、現在、物理的な工事に着手する前にセランゴール州政府との土地問題の解決を待っている状況だという。
氏は、この規模のメガトランザクション級の大型プロジェクトは一度に完了させることはできず、将来のニーズに合わせて段階的に実施しなければならないと述べた。
陸氏は、このプロジェクトがポートクランの既存開発を補完し、東南アジアの他の主要港湾と競合できる「メガポート」へと当該地域を変革するのに役立つと語った。
氏は、マレーシアの野望は東南アジアの主要な海事ハブとしての地位を確立することで、その主な競合相手はシンガポールのトゥアス港であると述べた。
陸氏は、トゥアス港が年間6,000万TEU(20フィート換算単位)を処理する能力を持っているのに対し、ポートクランの現在の能力は約2,000万TEUであると指摘した。
氏は、西アジアの地政学的緊張が世界貿易に課題をもたらしている一方で、マレーシアの港湾運営は大きな影響を受けておらず、ポートクランとPTPの貨物量は引き続き成長を記録していると語った。
「地政学的な不確実性は世界貿易に課題をもたらすものの、マレーシアは船間貨物移転活動のための安全な場所と見なされているため、同国にとって機会も生み出している」と彼は語った。


