ビットマインのトム・リー会長がイーサリアム(ETH)の価格予測を改めて示した。同氏は、年末までにイーサリアムが9000ドルから1万2000ドルの範囲で推移するとの見解。
この予測は、5月初旬のオンチェーンデータがイーサリアム市場における保有者の確信の脆弱さを示したタイミングで発表された。
リー氏は、コンセンサス・マイアミの場でイーサリアムの目標水準を発表した。同時にビットコイン(BTC)は15万ドルから20万ドルになると予測。同氏はクリプトの冬はすでに終わったと説明した。
最近では、同氏はクリプトの春が始まったと発言している。さらに、トークン化とエージェント型AIが時価総額2位の暗号資産を後押しする2つの要因になると指摘。
アナリストのクリプト・パテル氏はさらに踏み込み、Xへの投稿で今サイクル中に1万ドルから1万5000ドルになると予測した。
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注目すべきは、リー氏のイーサリアム目標は現在価格(約2323ドル)からおよそ415%の上昇が必要となる点だ。ただ、このような大幅上昇でも、マクロ経済の不確実性や地政学的リスクが重しになり得る。
リー氏はこれまでにもイーサリアムに対して強気な見通しを示してきた。2025年末に1万ドルから1万2000ドルに達すると予測したこともある。イーサリアム価格はその年8月、4946ドル付近まで上昇し、10月以降に急落した。
一方、アナリストのダークフォスト氏は「大口ETH保有者の間で短期的な不安定さが残っている」と指摘した。バイナンスで5月初旬に複数回、時間単位で流入増が発生していると述べた。
ダークフォスト氏は、5月6日に21万6152ETH(5億1100万ドル)が流入したと算定。5月8日に9万8552ETH(2億2400万ドル)、5月9日に12万5146ETH(2億8800万ドル)が続いた。
バイナンスの保有残高も増加。現在、バイナンスは約362万ETHを保有しており、中央集権型プラットフォーム全体の約24.6%を占める。
データは、強気な機関投資家のポジションと短期保有者の確信低下という分断を示す。この構図が今後変化し、イーサリアムがリー氏の目標を達成するかは依然不透明だ。
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