ビットコイン(BTC)マイナー各社は、2026年第1四半期に拡大した純損失を報告した。背景にはビットコイン価格の下落、市場全体の圧力、その他要因が影響した。
Hut 8(HUT)、Core Scientific(CORZ)、American Bitcoin(ABTC)、Cipher Digital(CIFR)、Riot Platforms(RIOT)の各社がいずれも損失を計上した。
最新のプレスリリースによると、HUTは2026年第1四半期に2億5310万ドルの純損失を計上した。前年同期の1億3430万ドルから損失が拡大した。
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一方、エリック・トランプ氏が共同設立したビットコインマイニングおよび財務管理企業American Bitcoinも、2026年第1四半期に8180万ドルの純損失を報告した。前四半期の5950万ドルから損失が拡大した。
同社のデジタル資産保有が損失の主因となり、1億1718万ドルの損失に寄与した。
Core Scientificは主に2億6650万ドルの非現金減損費用により、3億4720万ドルの純損失を計上した。加えて、ワラントやコンティンジェント・バリュー・ライツの公正価値変動に伴う3,080万ドルの非現金損失も影響した。
Cipher Digitalはブラックパールマイニングの事業縮小、電力契約の公正価値下落、新たな借入による利息負担増加などにより、1億1,400万ドルの損失を計上した。 また、Riot Platformsの四半期ベースの損失は5億ドルを上回った。
一方、損失開示後の時間外取引でマイニング関連株は小幅に下落した。Googleファイナンスのデータによると、HUTは5月6日の通常取引で35%上昇し108.94ドルまで値を上げたが、その後の時間外取引で1%下落した。
CORZは11%上昇し24.63ドルを付けたが、時間外で7.2%下げ22.85ドルとなった。ABTCは1.6%上昇し1.25ドルとなったが、プレマーケットで上昇分を失った。
今回の決算発表では、すべての企業で新たなAIデータセンターへの動きも見られた。Hut 8は98億ドル規模となるBeacon Pointのリースを発表した。
Cipher Digitalは第1四半期に3件目となるハイパースケールリースを締結。Riot Platformsは3320万ドルのデータセンター収益を計上した。Core Scientificはマイニング施設のコロケーション提供への転換を進めている。
こうした転換がマイニング事業の根本的逆風をどこまで緩和できるか、本格的な影響は今後明らかになる。
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