ソラナ(SOL)価格は4月3日、79.30ドル付近で推移。現物ETFが6営業日ぶりに純流入超となり、過去24時間で0.6%上昇。
4月2日の流入額は93万2850ドルとなり、3月下旬から続いていたゼロもしくはマイナスの流れを打破した。日足チャートの強気なRSIダイバージェンスも反発の材料となっている。
一方、取引所のデータでは早くも参加者が初期の強さを売りで利用する動きが見られる。これは過去の反発局面を弱めてきた傾向。ETF経由の機関流入が、取引所の売り圧力を上回るのかが焦点。
ソラナETFは4月2日、93万2850ドルの純流入となり、流出3日分・合計およそ1500万ドルとゼロ3日の計6日連続の停滞を終えた。小規模であれ機関投資家の関心が戻ってきた事実は、日足チャートが示す反発の追い風となる可能性。
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日足チャートでは、1月31日から4月2日にかけソラナ価格は安値を切り下げたが、勢い指標であるRSIは安値を切り上げた。これは典型的な強気ダイバージェンスであり、売り圧力の弱まりを示唆。
このパターンは過去2回出現し、いずれもETFの動向によって違う結果になった。最初のダイバージェンス(3月8日確認)は、3月8日から16日に21.5%の上昇につながった。
この期間中、SOL ETF流入は一貫してプラスで、1日あたり166万ドル、392万ドル、760万ドル、282万ドル。機関主体の追い風がダイバージェンスの上昇転換を後押しした。
2回目のダイバージェンスは3月29日頃に確認され、上昇は10%止まりだった。3月29日から4月1日にかけETFフローは横ばいまたはマイナスで、機関の支援はなかった。パターン自体は機能したが、持続力は乏しかった。
今回のダイバージェンスは4月2日に確認され、その日に初のプラスフローとなった。ETF連続記録が継続するかどうかが、今回のソラナ反発が21%強の上昇に近いのか、より小幅にとどまるのかを左右する見通し。
ソラナETFが1週間ぶりにプラスシグナルを示した一方、オンチェーンの取引所データは対照的な動きを見せる。Glassnodeによる取引所純ポジション変化(ネットイン・アウト指標)は、4月2日に急激にプラス転換。4月1日の16万431SOLから、2日には86万995SOLと、わずか1日で5倍超に急増した。
純ポジション増はSOLの取引所流入が流出を上回ることを意味し、通常は売り意欲を示唆。RSIダイバージェンス反発の初動と時期が重なっている点も重要。
こうした動きは3月8日~16日の上昇局面でも見られた。21%の上昇期間中、純ポジション変化は終始グリーンとなり、売り手が積極的だった。
それにも関わらず、ETFの追い風が売りを吸収し、価格上昇を押し上げた。上昇が終わり、調整が始まると、指標はマイナスに転じ、参加者は高値掴みの買いを始めていた。
現在の動向も、取引所参加者が反発への期待で事前に積み増すのではなく、反発局面に売りで臨む流れ。損失圧縮目的で強気局面を利用した売却も示唆される。
ETF流入が小幅にとどまれば、この売り圧力で早期に上値が抑えられる可能性もある。一方、3月中旬のように機関流入が加速すれば、売りも吸収され得る。
日足チャートはソラナの重要な価格帯を示している。SOLは現在79.30ドルで推移し、0.618フィボ(79.06ドル)上で下支えられている。この水準は複数アセットで強力なサポートゾーンとして機能しており、現局面での最重要下値メドといえる。
1日の終値が79ドルを下回る場合、反発シナリオが弱まり、73.99ドル(0.786フィボ)への下落余地が広がる。その下では67.53ドルが次の重要なサポートとなる。
このダイバージェンスが本格的な上昇につながるには、ソラナ価格がまず82.62ドル(0.5フィボ)を回復し、次いで86.18ドル(0.382レベル)を突破する必要がある。86ドル超えとなればETFによる追い風が取引所での売り圧力を上回っている証拠となり、90ドルが視野に入り、これは現在価格から約14%の上昇幅。さらに97.71ドルまで上昇すれば、3月16日の高値が再び意識される。
ダイバージェンスがテクニカルシグナルとなり、ETFが機関投資家の起爆剤となる一方、取引所での売却は逆風となる。3月の前例ではETFフローが十分に強い場合、積極的な売りがあっても反発が持続した。逆にフローが弱ければ、反発は早期に失速した。
1日の終値が79ドルを下回れば、ダイバージェンスによる反発と、73.99ドルへのより深い調整局面を隔てる基準となる。一方、ETF流入が続いた状態で82.62ドルを回復すれば、上昇が機関の支持を得ている証拠となる。


